趣味を仕事にしてきた女性たち

私は、出身が田舎なので、それほどスポーツが盛んな場所に行ったことがありませんでした。そういう意味では、プロスポーツ団体のいる街に住んだのは人生初の経験でした。今や国民的なスポーツと言っても良い野球ですが、そんな理由から私は特定の球団が好きということはもちろんなく、そもそもそれほど興味があったわけでもありません。

横浜の病院に勤め、横浜の街で過ごすうちに、当然ながら横浜ベイスターズとサッカーの横浜Fマリノスとは縁が深くなりました。

別にスポーツチームやその関係者と仲良くなったとかいう話ではありませんが、やはり話題に上がる回数が多いのと、何と言っても患者さんの中にそれらのチームのファンが多いから、世間話のできる程度には知っておかなければならないという感じになり。最初はそんな程度だったのですが、情報を集めていれば情が沸くのが人間てものです。ファンというわけではありませんが、当然のように応援するようにはなりました。わざわざ試合会場に足を運んで応援するというわけでは無いのですが、その日の試合結果が気になったりするのは当然の成り行き。しばしば患者さんに聞かれるのは、病院の患者としてチームの選手とかが来ていないのかということ。残念ですが、ここは消化器内科なので、ここにかかるようになったらよっぽど具合が悪いということになるのではないでしょうか。

でも、もしかしたら元選手だった人がいるかもしれませんし、外科などには来ている可能性もあります。もっとも、患者さんのことを別の患者さんに話すわけにもいきませんけどね。特に症状などについては個人情報になりますので、お話してしまうと私の手が後ろに回ってしまいます。横浜に所属しているプロスポーツチームをささやかならが応援している私です。サッカーの方がとても良い成績を残しているのですが、気になるのは野球の方ですね。毎年がんばっているのは分かるのですが、あまり成績の方が芳しくありません。今年こそは良い成績が残せるように、陰ながら祈る日々が続いています。